【インタビュー:株式会社ルネサンス様】ブランドを守る「継続できる仕組み」へ。スポーツクラブ運営企業が選んだアドベリフィケーションの在り方
(写真左から)
Momentum株式会社
カスタマーサクセスグループ 大里 真義
株式会社ルネサンス
コミュニケーションデザイン部 コミュニケーションチーム 山本 様
インタビューについて
スポーツクラブ業界において、デジタル広告は新規会員獲得の最前線を担う重要なチャネルです。一方で、不適切な配信面への露出やアドフラウドといったリスクは、企業ブランドへの信頼を静かに蝕む経営課題でもあります。
今回インタビューを行った株式会社ルネサンス(以下:ルネサンス)様は、全国に総合スポーツクラブを展開する業界のリーディングカンパニーです。同社は約4年前にアドフラウド対策を経験した後、改めてブランドセーフティとCSRの観点からアドベリフィケーションへの取り組みを再強化し、Momentumのサービスを導入しました。
本記事では、「一時的な施策ではなく、継続できる仕組みとして定着させること」を軸に、同社がどのようにしてアドベリフィケーション対策を自社に根付かせたのか、その考え方と実践をご紹介します。
アドベリフィケーションへの課題意識・背景
アドフラウドやブランドセーフティの問題に注目し始めたきっかけを教えてください。
約4年前からアドフラウドの問題には注目しており、当時は広告効果の改善やコスト削減といった実益を目的として対策に取り組んでいました。
しかし、今回のMomentumツールの導入にあたっては、そうしたコスト面へのアプローチから目的が変化し、「ブランドセーフティ」や「CSR」の観点をより重視するようになりました。法人としての社会的責任を果たし、ブランド価値を適切に守るためのガバナンス強化の一環として、改めてこの課題に注力しています。
企業ブランドを守る上で、どのような危機感や問題意識をお持ちでしたか?
ブランドセーフティや広告効果の改善の重要性は認識していたものの、「具体的に何から手を付ければいいのか、効果的な対策が分からない」という点が最大の課題であり、自社だけで有効な打ち手を見出すのには限界を感じていました。そのため、専門的な対策がパッケージ化されており、スムーズに導入・運用できるソリューションを探していたという経緯があります。
対策を検討するにあたり、社内でどのような議論や合意形成がありましたか?
4年前に取り組んだ際は「継続性」の面で課題が残り、運用の定着に至りませんでした。そのため、今回の検討プロセスでは「一時的な施策で終わらせず、持続的に運用できる仕組みであること」を重視しました。
社内の合意形成においては、法人としての社会的責任を果たし続けるために「長期的に継続できる適正なコスト構造であること」、そして「企業のブランド価値を守る投資として見合うものであること」の2点が明確であったため、スムーズに導入の承認を得ることができました。

Momentum選定の理由
Momentumのサービスを知ったきっかけと、最終的な決め手は何でしたか?
4年前にアドベリフィケーション対策を経験していたため、元々市場やツールに関する知見がありました。そのため、改めて競合他社をリサーチ・比較検討する中でMomentumも検討候補に入りました。その後、商談を重ねる中で、当社の課題感や目指す方向性、そして持続可能なコスト構造に対する価値観が最も合致したため、同社のサービスを選定・導入するに至りました。
最大の決め手は、大前提として「持続可能なコスト構造」が叶う点に加え、以下の3つの強みが総合的に合致したことです。
決め手 | 内容 |
|---|---|
国内ベンダーとしての安心感 | 国内開発のツールであるため、 |
手厚いサポート体制 | 月1回の定例ミーティングをはじめ、 |
担当者への信頼 | デジタル系のサービスでありながら、 |
導入の決裁はどのように進みましたか?
今回の導入にあたっては、最初から「社内決裁がスムーズに通り、持続しやすい現実的な予算規模」を前提として商談を進めました。大きな障壁となるような高額な決裁ラインを通す必要がないよう、あらかじめ導入のハードルを下げたプラン設計・座組みで話を進めたこと自体が、社内をスムーズに動かすための最大の工夫です。これにより、社内手続きで停滞することなく、迅速な導入・決裁へとつなげることができました。
導入への期待と現在の活用状況
現在の運用状況や、ダッシュボード・レポートの使い勝手はいかがですか?
ダッシュボードのメイン実務は広告代理店に任せていますが、担当である私も中を確認しており、非常に直感的で理解しやすいインターフェースであると認識しています。また、月次の定例ミーティングで詳細な検知レポートをいただけるため、全体のトレンドや傾向を不足なく深く把握できています。
特に素晴らしいと感じているのは人的サポートです。一般的なWebサービスのような機械的なチャット対応や不特定多数の窓口ではなく、当社の状況を理解してくれている専任の担当者様とオンラインチャット等で直接繋がっているため、迅速で安心感のある対応に大変満足しています。
Momentumのサポート体制についての印象をお聞かせください。
お互いの顔や名前がわかる専任の担当者様に対応していただける点に、導入初期から現在まで一貫して大きな安心感を持っています。
特に素晴らしいと感じているのは、当社・Momentum・広告代理店の3社でオンラインチャットを共有し、リアルタイムに情報連携ができる環境を構築できている点です。これにより、些細な疑問や問い合わせにもタイムラグや認識のズレなく対応でき、3社間で疑念のないスムーズな協力関係が築けていることに非常に大きなメリットを感じています。

導入にあたり期待していたことと、現時点での実感に差はありますか?
4年前に同種のサービスを導入していた経験から、対策による効果のイメージは事前に把握していたため、現時点での実感との間に大きなギャップはありません。
この種のツールに対しては、過不足なく確実に機能し続ける「インフラ的な役割」を期待しています。その点において、現状の検知成果や運用状況は当初の期待通りに推移しており、ネガティブな差を感じることなく、安定した効果を実感しています。
導入による「意識の変化」と今後の展望
サービスを導入したことで、社内の意識や安心感に変化はありましたか?
大きく2つの変化を感じています。
1つ目は、CSRとして、ブランド保護やセーフティへの取り組みを「常時、固定的に継続している」という事実そのものが、法人としての大きな安心感のベースになっている点です。
2つ目は、第三者の客観的な目線による定点観測ができるようになった点です。Web広告には巨額の投資を行っていますが、これまでは自社と広告代理店という当事者間だけの監視体制に留まっていました。そこにMomentumという第三者の専門的な視点が入ることで、運用に対する透明性が高まり、広告投資における非常に強い安心感につながっています。
今後、Momentumのサービスをどのように活用・拡張していきたいとお考えですか?
現在は、ブランド保護という「固定的なセーフティインフラ」として安心感を得る段階を達成できています。
今後はこの基盤をさらに活かし、各広告媒体のCPAのムラや無駄を積極的に分析していきたいと考えています。アドフラウド対策のデータをベースに、優良なメディアとそうでないメディアを精緻に見極め、今後の広告の投資対効果の判定や、出稿先を最適化するための判断材料として深く活用していきたいです。
最後に、導入を検討している他企業様へメッセージをお願いします。
アドベリフィケーション対策は、一時的な「劇的なコスト改善や広告効果の向上」といった即効性を過度に期待して臨むべきではないと考えます。本質は、CSRを果たすためのインフラであり、何よりも「継続すること」に意味があるからです。
そのため、まずは自社の予算規模に見合った、長期的に継続しても負担にならない現実的なコスト構造を構築できるパートナーを選ぶことを強くお勧めします。過度な成果をアテにして高額なプランを契約してしまうと、運用の継続自体が難しくなり、本末転倒な結果を招きかねません。自社が無理なく投資できる割合と、それによって得られる安心感のバランスを冷静に見極め、「持続可能な体制」を最優先の基準として検討することが、結果としてブランド保護を成功させる近道だと思います。
今回お話しを伺ったのは…
株式会社ルネサンス
全国に総合スポーツクラブを展開する業界のリーディングカンパニー。デジタル広告を通じた新規会員獲得を軸に、各店舗の個性や顧客ニーズに応じた1on1に近い情報発信と、カスタマージャーニーを意識した広告戦略を推進しています。