コラム

Instagram動画広告の3つの配信方法とは?5つの配置も解説

アイキャッチ画像
目次

Instagramはブランドと消費者をつなぐ重要なプラットフォームで、ブランドの認知度を高めるためによく利用されています。Instagramは、Twitterのような「拡散機能」が搭載されていません。そこで、自社でフォロワーを集めたり、ハッシュタグをつけたり、広告を出稿したりする必要があります。中でもとくに注目されているのが、Instagram動画広告です。しかし、動画広告といっても数多くのフォーマットがあるため、何からスタートすべきか悩んでしまう方も多いでしょう。

 本記事では、Instagram動画広告の配信にあたって知っておきたい3つの方法やそれぞれのメリット、5つの広告配置について解説します。

Instagram動画広告における3つの配信方法と5つの配置

 Instagram動画広告では、「フィード」「ストーリーズ」「リール」の3つの配信方法があります。またInstagramの広告配置は、次の5つです。

  1. フィード
  2. 発見タブ
  3. ショップ
  4. ストーリーズ
  5. リール

 なおInstagram動画広告における動画クリエイティブの長さは1分(60秒)までと決められており、短めの動画を作成する必要があります。またInstagramにおいて広告を出稿する際には、大前提としてビジネスアカウントが必要です。では3つの配信方法と5つの配置について、見ていきましょう。

フィード広告

 Instagramのフィード広告は、アカウントフォロワー向けのアプローチです。投稿を縦にスクロールしてフィード広告を閲覧できます。投稿した順番にアカウントのプロフィール画面に追加されるのでブランディングに適した手法です。フィード広告では、「特定の配置」設定で以下の3つの配置を選べます。

  • Instagramフィード
  • Instagram発見タブ
  • Instagramショップ


特定の配置
広告表示の概要
Instagramフィード
タイムラインに表示される
Instagram発見タブ
虫眼鏡アイコンの発見タブに表示される
Instagramショップ

広告は「1:1」の正方形画像で表示され、ユーザーがタップするとECサイトの商品詳細ページに遷移できる

2023年2月のナビゲーションバー仕様変更に伴いショップタグが廃止になったため、近く広告の「特定の配置」に変更が生じる可能性がある)

Instagramフィード広告フォーマットの要件は、次のとおりです。

推奨事項や技術要件
推奨事項や技術要件の内容
ファイルタイプMP4、MOVまたはGIF
アスペクト比4:5(1.91:1〜9:16のアスペクトをサポート)
解像度1,080 × 1,080ピクセル以上
メインテキスト文字数125文字以内
最大ハッシュタグ数30
最大ファイルサイズ250MB
最小幅500ピクセル
アスペクト比の比率許容誤差1%

出典:Meta広告ガイド「動画Instagramフィード

ストーリーズ広告

 Instagramのストーリーズ広告は、フィード広告と同じようにアカウントフォロワー向けのアプローチです。縦型フルスクリーンの広告フォーマットを利用できるので、没入感のあるクリエイティブな動画でユーザーにインパクトを与えられます。「世界有数のストーリーズ大国」といわれるほど、日本ではストーリーズが人気です。通常のストーリーズ投稿は24時間で消えますが、通常の投稿の合間に表示される広告は消えません。CTAボタンを設置して、ユーザーをLPなどに遷移させることもできます。

 Instagramストーリーズ広告フォーマットの要件は、次のとおりです。

推奨事項や技術要件
推奨事項や技術要件の内容
ファイルタイプMP4、MOVまたはGIF
アスペクト比9:16
動画設定

H.264圧縮方式
正方画素
固定フレームレート
プログレッシブスキャン
128kbps以上のステレオAACオーディオ圧縮

解像度1,080 × 1,080ピクセル以上
メインテキスト文字数125文字以内
最大ファイルサイズ250MB
最小幅500ピクセル
アスペクト比の比率許容誤差1%

出典:Meta広告ガイド「動画Instagramストーリーズ

リール広告

 Instagramリール広告は2021年6月より提供開始された広告手法です。リール動画をタップすると全画面ビューアーに移動し、次々に再生されるリール動画の合間に表示されます。ストーリーズ広告と同じように縦型の全画面で表示され、一度再生が終わるとループ再生される仕組みです。フィード広告やストーリーズ広告と異なり、リール広告ならフォロワー以外にもアプローチが可能です。
 2022年7月から、15分未満のInstagram動画はすべてリール動画としてシェアされることになりました。しかしリール広告では、動画クリエイティブの長さは60秒以下とされています。

 Instagramストーリーズ広告フォーマットの要件は、次のとおりです。

推奨事項や技術要件
推奨事項や技術要件の内容
ファイルタイプMP4、MOV
アスペクト比9:16
動画設定

H.264圧縮方式
正方画素
固定フレームレート
プログレッシブスキャン
128kbps以上のステレオAACオーディオ圧縮

解像度500 × 888ピクセル以上
メインテキスト文字数72文字以内
最大ファイルサイズ4GB

出典:Meta広告ガイド「動画Instagramリール
出典:ヘルプセンター「Meta広告マネージャでInstagramリール広告を作成する

フィード広告のメリット

ここでは、Instagramフィード動画広告のメリットをご紹介します。

最適なアスペクト比を選べる

 Instagramフィード動画広告では、以下の3つの中から最適なアスペクト比を選べます。

  • 横型(1.91:1)
  • 縦型(4:5)
  • 縦型全画面(9:16)

 横型はテレビCMのようなサイズ感で、縦型はより没入感やインパクトを狙いたい時に使用するといいでしょう。

映えるハイクオリティな動画でブランドイメージを伝えられる

 Instagramフィード広告なら、いかにも広告といったハイクオリティな動画を使えます。オンエア中のテレビCMやCM用の素材を使用して、ブランドイメージの統一をはかることも可能です。ストーリーズ広告では、プロによって作り込まれた動画は広告を彷彿させることから人気がありません。一方、フィード広告ではより魅力的なクリエイティブが注目される傾向があります。

キャプションやハッシュタグを付けられる

 キャプションを効果的に活用すれば、動画内のテキストを減らしつつ補足説明を動画に加えることが可能です。フィードを閲覧する際には音声をOFFにしているInstagramユーザーが多いことを知っておきましょう。キャプションを使えば、音声なしでもブランドのメッセージを伝えられます。
 キャプションは2,200文字まで入るので、活用してみましょう。拡散を促進するために、ハッシュタグをつけることも可能です。

ストーリーズ広告のメリット

 ここでは、Instagramストーリーズ動画広告のメリットをご紹介します。

縦長の全画面でリアルな体験のようなインパクトを与えられる

 スマートフォンの縦長の全画面に再生される動画はリアルな感覚に近く、見ているユーザーは実際に体験しているかのような感覚を得られます。スクエアや横型の動画よりも、強烈な印象を残せるでしょう。ストーリーズでは投稿が自然に切り替わることから、違和感なく広告を表示できます。ユーザーがストーリーズを閲覧していれば自社の動画が流れてくるので、自然な流れでインパクトを与えることが可能です。

組み込みのカメラエフェクトで動画を拡張できる

 ストーリーズは親しみのある、印象的な短い動画コンテンツを作成するツールが揃っている点がメリットです。GIFスタンプや絵文字などの加工ツールや、Hyperlapse、Boomerangのようなエフェクトを使うことで動画を拡張できます。
 ストーリーズの他の投稿に違和感なく紛れ込み、ユーザーからスキップされないように工夫することが可能です。

アンケートスタンプ広告を設定できる

 ストーリーズ動画広告なら、ユーザーは「いいね」を押したりメッセージを送ったり、インタラクティブに交流できる点もメリットです。ユーザーとアカウントを通じて双方向のコミュニケーションをしたいと考えるブランドに適しています。アンケートスタンプを追加すれば、質問やアンケートに答えてもらうことで交流が可能です。ユーザーが楽しみながら、自社の広告に対してアクションを起こせるよう促せます。

リール広告のメリット

 Instagramリール広告は、リール専用タブのほかにも露出の機会が多い点がメリットです。リール動画広告は、次のような場所に表示されます。

  • リールタブ
  • 発見タブ
  • ハッシュタグ検索
  • フォローしている人のストーリーズ
  • リール投稿者のプロフィール画面

 またリール上の音源やエフェクトをユーザーがタップすると、同じ音源やエフェクトを使用している動画が表示されます。さらに2022年6月には、「クイズ」「アンケート」「絵文字スライダー」などストーリーズで人気のスタンプがリールにも導入されました。これにより、リール広告を介してユーザーと双方向の交流ができるようになっています。

Instagram動画広告の課金方式と広告の使い分け

 Instagram動画広告では、次の4つの課金方式があります。

課金方式
課金の仕組み
CPM課金(Cost Per Mille)Instagramフィード内に、1,000回表示(リーチ)されるたびに課金される
CPC課金(Cost per Click)ユーザーが広告をクリックするたびに課金される
CPV課金(Cost per View)広告動画が10秒以上再生される、あるいはユーザーが最後まで視聴した場合に課金される
CPI(Cost Per Install)アプリがユーザーにインストールされるたびに課金される

 では実際にフォロワー向けのフィード広告とストーリーズ広告を、どう使い分けすればいいのでしょうか。2019年にAdStageが公表したレポートによると、広告パフォーマンスにおいて次のような傾向が見られました。

参照:Adstage(2019 年第 3 四半期)、『Paid media - benchmark report(ペイド メディア - ベンチマーク レポート)』

広告の種類
CPC
CPM
CTR
Instagramフィード広告
$0.67
$6.09
0.88%
Instagramストーリーズ広告
$0.76
$3.96
0.54%
  • フィード広告ではCTRが若干高い
  • ストーリーズ広告ではCPMが低い

このレポートから、広告出稿の目的に応じて次のような使い分けが考えられます。

  • ストーリーズ広告は、広告費を抑えながらできるだけ多くのインプレッションを獲得する目的のために使う
  • フィード広告は、ユーザーをLPなどへ誘導させる目的のために使う

ネット広告ではビューアビリティを把握し改善することが重要

 ネット広告を出稿したものの、ユーザーから視認されない状態で掲載されるリスクがあることをご存じでしょうか。広告のインプレッションが「ビューアブル」と見なされる状態は、次のとおり定義されています。


広告枠の50%が1秒以上(動画の場合は2秒以上)表示されている

出典:Media Ratings Council(MRC)「MRC Viewable Ad Impression Measurement Guidelines

 当然のことながら、広告が成果を生むためにはユーザーに視認されていることが大前提です。ビューアビリティが高くなれば、広告キャンペーンのパフォーマンスとROIの向上が期待できます。そこでビューアビリティを改善するためにも、アドベリフィケーションツールの活用がおすすめです。弊社では「アドフラウド」「ブランドセーフティ」「ビューアビリティ」の潜在的リスクに対応できるツールをご用意しております。

Instagram広告のROIを高めるならビューアビリティに注目しよう

 今回ご紹介した通り、Instagram広告などネット広告のROIを高めるためにもビューアビリティの向上に注力することが大切です。日本発のアドベリフィケーションベンダーである弊社では、国内の広告業界に即したアドベリフィケーションツールをご提供しております。
 ビューアビリティ計測機能もご利用いただけますので、この機会にぜひお問い合わせください。

Newsletter

ニュースレター購読